PROGRAM

  14:00  オープニング 
  14:05  江口友起 監督作品上映
       「 いのち輝くとき〜歴史に生きる日本人医師」
  14:30  吉岡秀人氏 講演
       「 ミャンマーの医療現場から〜過去と未来をつなぐ医師」

  15:10  休憩

  15:25  戦争劇「テニアンの詩(うた)」
  16:15  「Present Letter」 
  16:20  チャリティコンサート「A Song to Live the Moment」

  同時開催  国際医療奉仕団ジャパンハート 資料展
          PPF 展示企画
         (吉岡秀人氏 参加予定)


   企画背景 

    「繰り返されようとする歴史」


  太平洋戦争終結から61年という歳月が流れ、
  日本は今、変化のときを向えています。
  有事関連法、平和主義憲法の改正案など、
  平和の大切さを見失っているかのような現代の日本。
  近隣諸国の情勢はますます不安定になり、
  今や戦争は過去の出来事だと言い切れない時代になりました。
  私たちは、一体歴史から何を学び、
  何を活かしてこれたのでしょうか。

  駆け足で過ぎていく受験勉強の最中で、
  消化しきれなかった現代戦史。
  教科書には書かれていない戦争の裏の顔。
  生き抜いた人の声。死者の想い。

  過去があるから、今がある。
  という単純なようで忘れがちな歴史認識。

   一人ひとりが心に「歴史性」を宿し、
  それぞれの生き方について、もっともっと大きなスケールで
  考えるきっかけを創りたい。

  日本としても、アジアとしても、
  一つの大きな転換期を迎えようとしている今、
  改めて歴史を振り返る時間が必要であると、私たちは考えます。


   企画目的

    「歴史を活かし、今を生きる」


   個人にも、国にも、世界にも、歴史はあります。
  「歴史性」を自分の中に持つことで、
  そこから何を活かし、今をどう生きるかについて真剣に考えること。
  それが、ASIA DAYの目的です。

   かつて太平洋戦争中、多くの日本兵の命を救ってくれた
  ミャンマー人へ恩返しをする為に、
  全財産を投げ打ってミャンマーで医療奉仕活動を続ける
  一人の日本人医師。

   何が彼を突き動かし、何が彼を走らせるのか。
  彼の活動を追ったドキュメンタリー映像と、
  ご本人の講演を通じて、
  「歴史を活かし、今を生きる」瞬間を肌で感じてもらいたいと
  考えています。

   そして、戦争をよりリアルに体感してもらうための
  オリジナル戦争劇「テニアンの詩」、
  PPF から来場者へのメッセージ企画「Present Letter」、
  チャリティコンサート「A Song to Live the Moment」。
  展示企画には、アジア各国教科書比較/
  インパール作戦資料/ミャンマー特集展など他多数。
   
   五感をめいっぱい使って、戦争のこと、歴史のこと、
  未来のことを感じられる時間を創ります。


   講演者

  吉岡秀人(よしおか ひでと)


  国際医療奉仕団ジャパンハート 代表/医師。
  1965 年、大阪府生まれ。
  大分大学医学部を卒業後、大阪、神奈川の救急病院で勤務した後、
  1995 年から97 年までミャンマーにて医療活動に従事。
  その後小児外科医師を経て、
  2003 年に再びミャンマーにて医療活動に従事する。
  2004 年に国際医療奉仕団ジャパンハートを設立し、
  2006 年9 月、世界で初となる看護団「海を越える看護団」を設立。
  医療活動を続けながら、
  日本各地で自身の活動の報告会等も多数行なっている。
  
    医療活動の日々を綴ったブログ http://japanheart.exblog.jp/


   上映作品

  「いのち輝くとき〜歴史に生きる日本人医師」


  監督自身がミャンマーで医療奉仕活動を行なっている
  吉岡医師の元を訪ね、その活動を記録したドキュメンタリー作品。

  監督・企画・撮影・編集: 江口友起
  音楽: 加世田龍
  監修: 松野良一
  
   監督 江口友起 受賞歴
      中央大学総合政策学部4 年。
   2006.6 第25 回昭和池田賞優秀賞受賞
          ( 後援 文部科学省) 
             作品タイトル
   「いのち輝くとき」−歴史に生きる日本人医師−
   2006.10  第三回開発教育/ 国際理解教育コンクール
            外務大臣賞受賞(主催 外務省)
                 作品タイトル
            「ひとつの命、ひとつの輝き」